小学校五年の時、 そんなに本が好きならこれを読みなさいと担任の先生に教えてもらった本。 マイナーな作品だと思い込んでいたのですが、 検索にかけてみたところ思ったよりも有名な様子。 特にチェコで制作されたアニメーション映画版に人気が集中している様子で画像はそのパッケージイラスト。
宮崎駿の 「千と千尋の神隠し」 において、 ラストのシーンが丸々クラバートからのオマージュであることは監督本人も隠しておらず、 それは有名な話。 作品全体から陰鬱な空気を延々醸し出しながらもそこから見える一条の希望の光に大きな力で目が吸い寄せられるような読後感を得られる作品。 哲学的な内容でもあるので根性入れないと読めないけれど、 個人的には名も無き少女萌えと叫びたくなる。
一応児童文学です。